5年間腰痛に苦しんだ高校生

ある日、１本の予約電話が入りました。患者さんのお母さまからでした。
息子さんが腰痛で悩んでいるので診て欲しいとのこと。
火曜日に電話があったのですが、息子さんの都合でその週の金曜日に予約を取られました。

この時点で、急性のぎっくり腰ではないと判断できました。と同時に日常生活に支障をきたすレベルでもないと予測していました。

予約当日になり、いよいよ来院されました。お母さまに車で連れられた１８歳の男子高校生でした。短髪・長身でさわやかな感じの好青年でした。ただ、腰を屈め、歩きにくそうな感じでした。思ったより重症だなというのが第一印象でした。普通に座っていることは可能でした。

問診を開始しました。少し緊張気味でしたが、ハキハキと丁寧に答えてくれました。感じのいいヤツだなぁ、今時珍しいと内心思っていました（笑）（こういう印象を与えるのは大事です。こちらも人間ですので。それに何より、素直な方は治りが早いというのが、私のデータにありますので。）

１３歳の頃から、腰痛が出だし、ずっと立ってられないくらい痛かったとのこと。原因がよく分からず、整形外科に行っても、処方は湿布だけでした。本人はかなり痛くてどうしようもなかったのにと、かなり不満だったようです。

それで、次は整骨院に行ったのですが、その時は楽になるが、その効果は２、３日のみだったとのこと。数ヵ月通ったが、全く変わらなったとのこと。それで、次はマッサージに行ったとのことですが、ここでも同じようなものだったとのこと。行ったり行かなかったりを繰り返し、現在に至るとのこと。

ところが、今年の３月に就職先が決まり、寮に入ることになり、今のままでは仕事にならないので、不安で仕方ない。それで、何とかそれまでに完全に治したいという切実なお悩みでした。一度病院で側弯だと言われたとのこと。それが原因かもと不安がられていました。

事情が事情だけに、何とか彼の希望に応えたいと思いましたが、発症してからの期間が５年と長いこと、その後の経過からすると、治療期間は長くなる可能性が高いことを告げ、入寮後も通院可能ということでお受けしました。

ただ、1点、『希望』がありました。病院での診断が原因不明だったことです。

こういう患者さんこそ、当院が最も得意とするケースからです。
なぜなら、そういう場合は、痛みの原因が背骨の歪みや筋膜の癒着によるものがほとんどだからです。あと考えられるのはメンタル由来の痛みもありますが。

検査を開始してみますと、頸椎の２番目に右側方へのズレがあり、軽度右凸の側弯が見られました。両ふくらはぎにも圧痛があり、右僧帽筋・頸部にも圧痛がありました。

DRTを開始し、実際に揺動に入ったところ、腰部での動きが硬く、腰部深層筋の緊張がかなり高いことが分かりました。ここで、原因はほぼ特定できましたので、当院の施術が最適であることを確信できました。

実際、施術後、劇的に改善しました。術前検査時の圧痛は全てクリアになり、頸椎２番目の調整も確認できました。立位時の姿勢も、術前はかなり猫背だったのが、真っすぐになり、お母さまからも、身長が伸びた感じがすると驚かれていました。何より、ご本人が全く痛み・違和感がなくなったとスッキリした様子でした。

ただし、これで完全に治ったわけではないことを告げ、これを維持し続けれる体を作り上げることの重要性をしっかり説明させていただきました。そのためには、日ごろの姿勢が非常に大切なので、その指導もさせていただきました。

現在、５回目の施術が終わったところです。１回目の施術後、一度も以前の痛みは全く出ていないとのこと。かなり順調に経過しています。これは、彼の素直さも大きく影響していると思います。こちらの指導した施術間隔、注意事項をしっかり守る。これこそが、施術効果を最大限に引き出しているのです。

病院の診断で、よく原因が分からなかった腰痛の方は、是非とも当院へお越しください。
感動していただけると思いますので。

堺肩こり・腰痛センターでは、基本手技であるDRTにより自然治癒力を向上させますので、『つらい腰痛』や『股関節の痛み』に対して、より精度の高い施術が可能です。
このような痛みで長い間お悩みの方は、メール・お電話でお気軽にお問い合わせください。
堺肩こり・腰痛センタートップページ　http://hiro-rigaku.com