痛過ぎて会社すら行けなかった重症腰痛(その1)

前回の予告通り、好転反応が強く出過ぎたため信頼関係が崩れかけたケースを2回に分けて紹介したいと思います。

この患者さんが当院に来られた背景

現在通院中の奥さんより、ご主人のことで相談されました。

とにかく、急に座っても立っても腰から右臀部にかけて痛くて、どうしようもない。

外科(外科と整形外科の区別がついていないため)に行ったところ、腰椎の神経の通り道が狭くなっているのが原因ではないかとのことで、湿布と鎮痛剤を処方されたとのこと。

ところが、全く痛みが引かず、現在会社に行けず困り果てているとのこと。とにかく実際に診てみないと、どうしようもないことを告げ、予約を取っていただきました。

以前(2年前)に当院に通院されていた方です。以前は右下肢痛で通院されていました。その時に、痛みが取れても、定期的に通院すべきとお勧めしていました。ところが、いつのまにか通院されなくなっていました。

完全に痛みがなくなったとしても、生活習慣や姿勢や仕事の内容や睡眠時間や疲労の蓄積によって、いくらでも痛みはぶり返しますし、年齢とともに、回復力が衰えますので、さらに悪化してしまう危険性が高いので、メンテナンス目的での通院を勧めていたのですが・・・。

いざ問診

問診を開始してみますと、2017年の12月より、右下肢が痛くなり始めていたとのこと。温めれば楽になっていたので、そのまま放置していたとのこと。ところが年が明けて、2018年1月初旬に突然、腰から右臀部にかけて痛み出し、居ても立っていられなくなったとのこと。

慌てて近所の外科に行ったところ、レントゲン撮影にて、腰椎(何番目かは不明)が潰れていて、神経の通り道が狭くなってしまっている。それが原因だろうとのこと。

そこで、しばらく湿布と鎮痛剤で様子をみることになったが、痛みが全く変わらず、何をしていても痛過ぎて、会社もずっと休んでいるとのこと。

この方の選択の誤り

この方の選択の誤りは、ます整形外科に行かなかったこと。同じお医者さんでも、専門外では見方が違ってしまいます。今回の説明をお聞きした限りでは、脊柱管狭窄症ということなんだと推察されます。

しかし、脊柱管狭窄症の症状とは明らかに違うし、確定診断するためには、MRIの画像診断をする必要があります。

で、仮に脊柱管狭窄症だったとして、痛みが引かなければ、最終的には手術ということになってしまいます。お医者さんには、それ以外は有効な手段はありませんので。

ここで考えていただきたいのは、そんなに簡単に手術をすべきかどうかということです。

一度メスを入れてしまうと、元の状態には二度と戻りません。手術部分は組織が癒着してしまいますから、あまりお勧めできませんよね。

どうしてもしなければならないと、当院が考える基準は、膀胱直腸障害が出ているかどうか。膀胱直腸障害とは、簡単に言うと小便や大便が出にくくなっていること。

それ以外は、手術をしないで痛みがなくなる可能性はあると考えます。重度の狭窄があれば仕方ありませんが、施術で改善する確率は高いです(当院のデータでは)。

その2につづく


堺肩こり・腰痛センターでは、基本手技であるDRTにより自然治癒力を向上させますので、『つらい腰痛』や『股関節の痛み』に対して、より精度の高い施術が可能です。
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