腰に痛みがあるときには整体へ行ってもよいのか

腰に痛みがあるからこそ整体に行くべきでしょう(笑)逆に腰に痛みがないのに行く方が奇妙ではありませんか?こういう質問が出るということは、整体自体があまり知られていないし、信頼性が低いのだなぁと改めて考えさせられました。

いつ整体に行くべきか?

みなさんは、腰痛になったとき、まずどうされるでしょうか?状態にもよると思うのですが、ここでは自力ではどうしようもない場合を考えてみたいと思います。

整形外科、整骨院、整体など選択肢は複数あります。まずは病院へと思いますよね?私が考える病院へ行くべきかどうかは、骨折の疑いがあるかどうかです。腰椎圧迫骨折とか、骨盤の骨折とか、股関節周囲の骨折(骨頭部や大腿骨近位端)とかの受傷機転(転倒や転落などの原因となる自覚がある)がある場合は、まずは整形外科に行きましょう。

そして、X線やCTで骨折が確認されましたら、骨癒合するまではその病院で治療を受けてください。ただし、骨癒合が順調で体重を普通にかけて歩けるようになった後、腰痛やその他の痛みがある場合は、迷わず整体に行ってください。

ただし、当院のように病院での臨床経験が豊富な整体院を選んでください。なぜなら、後療のリスク管理(どの時期にどんな負荷をかけていいのかの判断)ができるからです。これができない整体院は避けないと、骨癒合を阻害したり、逆に痛みが増悪してしまう可能性が高くなります。

急性のぎっくり腰の場合は?

急性のぎっくり腰の場合は、心当たりがあれば、できるだけ早く当院にお越しください。ギクッとして(大部分が仙腸関節)すぐに炎症が起きるわけではありません。炎症が起きる前であれば、ほぼ1回で完治できます。その場で劇的によくなるのが実感できます。

ところが、ギクッとして腰に違和感があるのに、まだそれほど痛くないと放置したり、湿布を貼ったり、お風呂に入って温めたりしてしまうと、その夜とか翌朝には激痛で動けなくなる可能性が高いです。ズレたまま放置すると、徐々に炎症が強くなっていきます。だいたい1日くらいのタイムラグがあることが普通です。

一旦炎症が起きてしまうと、受傷後3日間は炎症がどんどん強くなっていき、3日後にピークになると言われています。この3日間は何をしても無駄ですので、安静にしてひたすら冷やすしかありません。下手に温めたり、無理して動き回ると、状態はさらに悪化してしまい、3日を越えても炎症が消えず、7~10日かかる場合もあります。

さらに最悪の場合は、人によっては炎症が慢性化してしまい、半年とか1年経っても治りきらないという事態になりかねません。私の知っている症例では、むち打ち症の女性で10年経っても症状が一進一退という方がおられました。なぜそうなったのかは分かりませんが、その方の体質やキャラクターが多分に影響していると感じました。
そうならないためにも、おかしいと思ったら、できるだけ早く当院へお越しください。

整体のイメージはボキバキされて痛いことされる?

こういうイメージがあるからこそ、腰に痛みがあるときに整体に行くと余計痛みがひどくなるとか、粗雑にあつかわれて怖いと思うのでしょうね。非常に残念なイメージです。

当院では、理学療法士として10年の臨床経験がありますし、代替医療として技術もありますので、西洋医学的視点も東洋医学的視点もあり、双方の長所を併せ持っていると自負しております。

当然、ボキバキすることもなく、非常にソフトで安心・安全な施術です。それは、しっかりした解剖学や生理学の知識を身に着けた上での技術ですし、何より病院での豊富な臨床経験に裏付けられた知識・技術の上に成り立っています。

整体とは症状だけを追いかけるのではなく『人』そのものを診る

私はいろんなタイプの腰痛患者さんと接してまいりました。その中での教訓は、腰痛患者だからと言って腰だけ診ればいいというものではないということです。

どうしても西洋医学では検査こそが最も重用されますので、どうしても画像診断に頼ってしまいます。どこそこの骨が変形しているからとか、どこそこの神経が圧迫されているからとかの理由だけで治療が進められます。鎮痛剤を投与したりブロック注射して麻痺させてみて、あまり変化なければ手術ということになります。西洋医学的視点では仕方のないことかもしれませんが。

手術に抵抗なく、それで痛みが取れてしまえば文句もないのでしょうが、当院に来られてる患者さんを見ていると、とてもそうは思えません。やらなかったらよかったのにと思うことが多々あります。手術をしてもあまり変わらなかったり、むしろ状態が悪くなってしまっていたり、一旦完全に痛みが取れていても数年後また同じ痛みが出てしまうことさえあります。

痛みの原因が脳や心の問題であれば、手術をしても全く意味がありませんよね?一度手術を受けましたが痛みが再発し、手術した医師からもメンタルの問題と言われているのに、納得できずに再手術を求めて彷徨い続けてる方もおられます。手術さえすれば治るという思い込みが、潜在意識レベルで刷り込まれてしまっているのです。

こういう方はとにかく予期不安の塊ですので、「痛い」と同時に「怖い」という発言を頻繁にされます。思い込みが激しいので、一度こちらの説明に納得されても、次回来院時はすっかり元の考えに戻ってしまっています。この方のメンタルブロックを外すのは容易ではありません。また別のアプローチが必要だと思われます。

こういう風に、痛みだけ追いかけても根治できない場合もあります。その見分けができるのも整体の利点だと思われます。とにかく、『人』そのものを診ていますので。


堺肩こり・腰痛センターでは、基本手技であるDRTにより自然治癒力を向上させますので、『つらい腰痛』や『股関節の痛み』に対して、より精度の高い施術が可能です。
このような痛みで長い間お悩みの方は、メール・お電話でお気軽にお問い合わせください。
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