腰痛がラクになるツボ

私は鍼灸師ではありませんので、ツボと言われても、合谷・風池・腎兪・三陰交くらいしか知りません(笑)そこで、腰痛に対する考え方のツボについて述べてみたいと思います。

腰痛になったのはたまたま?

みなさんは、腰痛になって運が悪いとか、災難だとかは思っていませんか?
あくまで、腰痛という悪者が何もしていない私に悪さしているという被害者意識はないでしょうか?そもそも、この時点で考え方を改める必要があります。

腰痛は運悪くなるのではありません。なるべくしてなるのです。全ては、あなたの日頃の行いの結果なのです。ここを改めないと、いつまでたっても腰痛は治らないでしょうね。同じことの繰り返しになってしまいますので。全ての責任はあなた自身にあるのです。だから、それを治療するのもあなた自身であるべきです。私達治療家は、単にそのお手伝いしているに過ぎません。

正しい姿勢をとっています?

みなさんは、姿勢について考えたことはあるでしょうか?恐らく、ほとんどの方は姿勢のことなんて眼中にないでしょうね。これが、落とし穴なのです。ほぼ全ての腰痛は、この姿勢不良から生じると言っても過言ではありません。

TVを見ている姿勢はどうですか?正面を向いて見れていますか?
寝転がってTVを見たりしていませんか?寝転がって本を読んだりしていませんよね?
中腰姿勢で作業をしていませんか?椅子に座って脚を組んでいませんか?
胡坐はかいてませんか?猫背になっていませんか?

思わずこういう不良姿勢をとってしまうものなのです。日頃から意識していなければ。
しかも、一度ついた癖はなかなか抜けません。体の形状が変わってしまうので、その不良姿勢が正しいのだと脳は誤認識してしまいます。

不良姿勢をとると、体はいろんな歪みを作ってしまいます。背骨の歪み・骨盤の歪み・筋膜の歪み・筋肉の歪み・内臓の歪み・脳の歪み・心の歪み、いろんな歪みが生じます。全ては連動しているのです。

骨格が歪み出すと、重心線の位置が変わってしまいます。正しい姿勢であれば、最も効率のいい筋力で姿勢保持できます。ところが、重心性線が変わってしまうことで、必要以上の筋力を使いますので、当然は筋肉は疲労します。これの蓄積による腰痛を筋疲労性腰痛と言い、最もメジャーな腰痛の一つです。

しっかり睡眠をとっていますか?

みなさんは、睡眠は何時間くらいとられているでしょうか?少なくとも6時間は必要だと思われます。短時間睡眠でも大丈夫という方が最近おられますが、ここでは一般論で話しますね。

そもそも睡眠はなぜとらなくてはならないのでしょうか?それは体を休息することにより、体の各パーツをクールダウンさせ、多少の不具合を修復させるためです。日々メンテナンスをしているのです。そして何より一日で蓄積した疲労を回復させるのです。不調になるかどうかは、この疲労と回復とのバランスで成り立っており、疲労>回復で疲労が回復しきれなければ、翌日に負債という形で蓄積されていきます。言わば、健康貯金の赤字状態だと考えてください。

この日々の赤字がどんどん積み重なり、体全体の健康貯金がマイナスになったとき、初めて不調という形で顕在化するのです。その出方はいろいろで、その方にとって最も弱い部分に出やすいと思われます。なぜなら、人間というものは、複数同時に不調があれば、最も不調な部分しか感じ取れないのです。痛みの場合が顕著ですよね。最初は腰痛がつらいと言われていた方が、腰痛が楽になった途端、首とか肩が痛いと言われることが多くないですか?

腰痛と言っても、体全体のバランスが崩れてしまった結果生じているのです。だから、腰周辺の治療だけしていてもよくならないのです。だから、しっかり睡眠をとって疲労を回復させることが非常に大切になります。せっかく治療しても、睡眠不足で疲労が日々蓄積していく状態では、回復力も遅いし、いつまでたっても治り切らないということになってしまいます。

体が冷えていませんか?

みなさんは、体が冷えていると自覚されたことはありませんか?この体が冷えるというのも、腰痛にはかなりの影響があります。腰痛だけではなく、あらゆる不調の原因になり得ます。冷えを感じるということは、その部分あるいは体全体の血液循環に滞りがあるということです。

血液によって酸素や栄養が各組織に送られています。その血液が滞るということは、各組織にに届けられる酸素も栄養も不足しがちということになってしまいます。すると、各組織の修復が遅れ、いろんな不都合な状態が生じることになります。機械で言えば、油をささないために錆びついてしまうという状態です。そうなるといろんな故障が生じますよね?

腰痛にとって、血液循環量の不足は、筋膜が癒着しやすくなるという最大の問題を引き起こします。さらに、組織への酸素不足により、痛みに対する感受性が高くなります。そうすると、その痛みを感じている部分は言うまでもなく体全体が過緊張状態になってしまうという、負のサイクルにはまってしまいます。

そうならないためにも、しっかり体を温め、冷やさないようにしましょう。
飲食物にも気を付けましょう。

以上が、大まかですが、腰痛について押さえておかなければならない考え方のツボです。


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