五十肩という言葉を聞いた事があるかもしれませんが、五十肩は肩の関節を構成している骨などに、炎症が起きる病気のことを言います。骨や関節は、年とともに老化し、潤滑油も減少し磨耗も進んでしまいます。
潤滑油が切れたり、軟骨が磨耗していたりする時に、無理に関節を動かしてしまうと炎症が起きてしまいます。関節が痛いからといって、いつまでも肩を動かさずにいると肩関節の周囲の組織が固まってしまい、腕があがらなくなったり、回らないなどの障害が起きてしまいます。
五十肩になると、炎症を起こしている患部には触らずに、股関節の周囲を刺激して肩の痛みを鎮めると良いと思います。腰の両側に大きく張り出しているのが腸骨になります。腸骨の下方の骨ぎわを、刺激します。自分で腸骨の刺激を行う場合は、床に足をやや開いて立ちます。痛いほうの肩と反対側の腸骨の下方に親指の腹を当てて、骨ぎわを押します。
五十肩が発生するのは、比較的に中・高年になってからや多い年代にちなんで、四十肩や五十肩といった名前で呼ばれるようになったそうです。変形性股関節症や変形性膝関節症などと同じく更年期障害の一つとも言われているそうなので、五十肩と思う人は無理をしないで治療を受けたほうが良いと思います。
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