病院に通うほどではないけれど、誰もが一度くらいは経験した事のある頭痛です。
女性に多いと言われますが、最近では男性でも悩んでいらっしゃる方が増えたようです。
脳血管の拡張が原因になる物や、緊張性といわれる体や心のストレスが原因の物もあり、こうなれば通院治療を要するケースが多いですが、時々起こる頭痛には市販の薬を飲んで対処する事が多いと思います。
しかし、症状がひどくなれば服用する量が増えたり、吐き気やめまいを伴ったりして、日常生活に支障をきたすこともあります。
原因としてよく考えられている物に肩こりがあります。
細かい作業をしたり、事務作業が多かったり、視力が悪かったり、また体が冷える事が多くても肩こりが起こりやすいです。
冬の寒い時期になると、それだけでも肩こりが生じてくる事もあります。
肩こりの治療として整体に通ったりする方も少なくないと聞きますね。
整体に行くと針治療や電気などを施してくださいますが、その効果も一時的です。
何日がするとまたまた肩こりから頭痛、そこから吐き気のルートに戻ってしまいます。
ではどうやったら根本的に治療が出来るのでしょうか。
最近ではペインクリニックと痛み専門の診療科が出来て、痛みの緩和とともに根本原因に対しても治療をしてくださる所が増えてきました。
また漢方薬を処方されるドクターも増えてきて、体質改善を基本に相談を受けてくださるクリニックも目にするようになりました。
漢方薬は副作用がないとか効き目が遅いとか思われがちですが、実はそうでもないようです。
即効性のある物もあり、特に体を温めるタイプの漢方薬は比較的早めに効果が感じられると聞いています。
副作用に関してもないわけではないので、きちんと漢方を取り扱う処方医に相談し正しく服用する事が大切なようです。
特に女性の場合は更年期と呼ばれる時期になるとさまざまな体の不調が起きてきます。
平均すると50歳が閉経なので、その前後10年間くらいは更年期症状が起こりやすいと言われています。
更年期の症状の事を不定愁訴とも言いますが、はっきりと病気でもなく、身体的な異常もなく、しかし本人にとってはとてもつらい状態です。
この時期に女性ホルモンが減る事によりバランスを崩す事が原因ですが、その更年期症状を緩和する漢方薬も多くあるようです。
漢方薬が万能というわけではないので、全ての方に当てはまるわけではありませんが、どうしても治らない悩んでいる頭痛の解決法の一つとして選択してみるのもいいかもしれません。
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