顎関節症の治療には理学療法、薬物療法、関節腔洗浄療法、スプリント療法などのさまざまな治療方法と外科的手術があります。
ここでは私が顎関節症の治療にをしたときに行なった関節腔洗浄療法について説明します。
関節腔洗浄療法とは関節包の中を洗浄する方法です。
顎関節は関節包というものに包まれています。
この関節包の中には関節液というものが存在していて、関節液が顎関節を滑らかに動かす働きをしてくれています。
その関節液は新しいものができると古いものが自然と吸収されいつもキレイな状態で循環しています。
このキレイであるはずの顎関節内の関節液が何らかの原因により循環がうまくいかなくなり、古いものが老廃物として残っている場合に顎関節症になってしまうことがあるというのです。
関節腔洗浄療法とは、この関節包に生理食塩水を入れたり出したりを繰り返すことにより、関節包の中を洗浄する方法です。
最初に聞いたときには、あまり理解できずに何度も医師に聞き返してしまいましたが、簡単に言うと「顎関節を包んでいる関節包にある関節液が汚くなってしまったために、顎関節の動きが悪くなってしまったので、生理食塩水でお掃除します。」というお話でした。
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