施術の本質とは

そもそも、「施術」の本質についてご存じでしょうか?

我々施術家は、みなさまのお体に触れさせていただく職業です。

では、何が必要でしょうか?

まずは、体の仕組みについての知識がなくてはなりません。

その知識は多ければ多いほど、正確であれば正確であるほどいいのは分かりますよね?

そして、その知識を基に実際の体を正確に触れられなくてはなりません。

でないと必要な部位を正確に施術できません。

この基本中の基本ですら、大部分の施術家は全く不十分なのが現状です。

これで、まともな施術ができるでしょうか?

 

さらに、生理学も運動学も動作分析学も内科学も神経生理学も・・・、医学関連の様々な知識が必要です。

 

で、知識があるだけではダメで、実際の患者さまに対して、検査し、知識を基に原因の予測を立て、

実際に施術し、変化を考察をするというサイクルを繰り返して改善に導きます。

P(計画)⇒D(行動)⇒C(評価)⇒A(改善)

このPDCAサイクルを日々コツコツと積み重ねることで、施術家として成長できるわけです。

 

これらが、施術の本質であり、木で言えばにあたります。

みなさんは、〇〇法だから凄いとか、治りそうだと判断されていると思うのですが、

施術法というのは手段であり、木で言えば枝葉に過ぎません。

 

どれだけ立派な手技を会得していようが、「施術の本質」つまり幹が貧弱であれば、

「改善」という実も貧弱なのです。

逆に、そんなに凄そうな手技でなくとも、「施術の本質」が丸々とした太い大木に成長していれば、

素晴らしい施術効果を出すことができるのです。

 

私はゴッドハンドはいないと思いますが、ゴッドハンドと言われてる方は、この「本質」が出来上がっている

のであって、その手技が特別なわけではないのです。

どんなやり方でも、結果を出せる技量があるのです。

 

もちろん、それだけではありません。

対人間の仕事ですので、その施術家の雰囲気や佇まいであったり、コミュニケーション能力であったり、

見栄えであったり、いろんな情報を患者さまは感じ取っています。

相性もあるでしょうね。

でも、それを言い出すと客観性が失われますので、ここでは論じません。

堺肩こり・腰痛センター