コンセプト・治療法

常識を疑え!

現在病院で診断されている85%の腰痛は、実は原因不明であることをご存知ですか?

みなさんは、腰痛になった場合、まず頭に浮かぶのは「病院で診てもらおう」ではないでしょうか?私も、治療家になって腰痛について深く勉強する以前はそうでした。理学療法士として病院勤務時代は尚更そうでした。

しかし、数多くの腰痛患者さんを診れば診るほど、診断名と実際の症状との乖離・矛盾を感じるようになりました。

でも、「お医者さんがそう言うなら」とか「画像診断で確かに骨が変形してると言われたから」とか、その診断に何の疑いも持たない人の方が圧倒的に多いのではないでしょうか?

私はその矛盾を抱えながら、いろいろ勉強するうちに、ある本と出会いました。何と、そこには長年の疑問に答えてくれるヒントがありました!その本とは、福島県立医科大学医学部教授の紺野慎一氏が書かれた『あなたの腰痛が治りにくい本当の理由』です。

何とそこには、腰痛の85%は原因が特定できない『非特異的腰痛』と書かれてるではないですか!「腰痛症」とか「坐骨神経痛」とかの診断は、結局、原因が特定できないという意味でしかありません。つまり、腰痛の大部分は原因がよく分からないというのが実態です。医師だからと言って、決して理解できているわけではないのです。

紺野教授の結論は,心理的・社会的な要因からくるストレスや不安にその原因の答えを見出そうとし、実際、認知行動療法などの精神医学の手法も取り入れています。

しかし、私は実際いろんな手技を使って治療してきた経験から、心理的要因の前に、関節や骨盤の歪み・機能異常や筋膜の歪みなどの、身体のバランスに与える大きさも実感しています。

これらの要因に、積極的に多角的にアプローチしようとするのが、当院のコンセプトです。

主の施術法・アプローチ方法

ここでは整体の細かな解説と概要をお伝えします。

【DRT(ダブルハンドリコイルテクニック)】
お茶の水カイロプラクティックの上原宏先生が、ターグルリコイルをベースに独自に発展させたテクニックです。

15年以上の臨床統計をもとに研究、体系化されました。そして今なお進化中のテクニックです。

日常生活の不良姿勢・運動不足・慢性的な疲労・筋力低下etc様々な要因によって脊柱は歪みを形成していきます。が、重要なのは脊柱が曲がっている事ではなく、脊椎の可動性が制限されている事です。

脊椎・股関節・足部には圧受容器というセンサーが備わっています。
これらは常にその関節の位置情報を脳に提供していますが、関節の可動性の減少に伴って当然、脳へ送る情報量も低下していきます。

脳にとって刺激は、脳の機能維持に不可欠な3要素(酸素・糖・刺激)の1つですから、脊椎可動性の減少によって脳の機能も低下していきます。これによって脳の管理能力が低下した体は、様々の不健康状態を呈するようになるワケです。

DRTでは脊柱のバランスを再獲得する事で、脳を活性化させて、脳の自己管理能力を回復させます。アジャストメントは、ボキバキするのではなく、脊柱を心地よい程度で揺するだけの安全安心な手技です。全く無痛で怖くありません。

詳しくは、創始者の上原先生のHP http://drt-seitai.com/

 

【AKA-G法】
AKA療法と筋膜グリッピング法を融合させた、当院オリジナルの手技。骨・関節性の疼痛と筋・筋膜性の疼痛に一気にアプローチします。

どちらの手技も素晴らしいのですが、全ての疼痛に対しては対処できるわけではありません。両手技の長所を併せることによって、より広い範囲の疼痛にアプローチできるようになりました。

私の臨床経験上、併用させた方が、治療効果が高いです。

・AKA療法とは?
関節運動学的アプローチの略で、関節運動学に基づいて、各関節に適切な関節運動を誘導することによって、疼痛を緩解させます。仙腸関節に始まり仙腸関節に終わると言われる通り、仙腸関節(骨盤)の調節(矯正)が、この療法の要です。

一般的に、仙腸関節は不動関節と言われますが、実際には、1~2㎜動いています。適切な方向に適切な圧を加えたときにのみ、動いてると感じることができるめ、その動かす技術が無い者にとっては、実感できないのです。当然、X線では判別できません。

ほとんど触れているか触れていないか、分からないくらいソフトで安全な手技です(ただし、熟練が必要)。当院のAKA療法は、AKA-博田法を母体としています。

・筋膜グリッピング法とは?
鈴木直之先生によって開発された、筋膜施術法。隣接する筋膜同士の癒着を取り、不要な緊張を解除することにより、ニュートラルに近い体に導くことを目的としたテクニック。

筋膜は、筋肉や関節よりも感受性の強い部位であるため、他の手技よりも『やられた感』が強いだけでなく、狙った部位に適切に届くと瞬時に体の変化が起こります。原因不明の痛みに、抜群の治療効果があります。

・動作分析整体法とは?
梅田州男先生によって開発された施術法。
患者様の訴えに真摯に耳を傾け、実際に痛む動作を再現し、そこから原因を推察していくユニークな療法。一般的な解剖学や生理学には囚われず、自由な発想でアプローチします。

 

腰痛や肩、首、膝などの慢性痛でお悩みの方は、是非、痛みの専門技術を持つ当院へお問い合せ下さい。

今まで様々な治療院・整体院での治療で満足のいかなかった方も、きっとこれまでにないアプローチの違いに驚かれ、それと共に痛みの緩和を実感して頂けることと思います。

当院の詳しい情報やご予約に関しては、以下のリンクをご参照下さい。

 

「当院の基本手技であるDRTについて」こちら

堺肩こり・腰痛センター