解放性関節手術

20~30代女性に多いと言われている顎関節症にはさまざまな原因と症状があります。顎関節症の原因は生活習慣やストレスが主と言われますが、肩こりや首のゆがみなどが原因のものもあります。症状としてはあごが痛い、あごが鳴る、あごが開けづらいなどが挙げられますが、軽度なものは自然治癒したり、ご家庭での生活習慣の改善で治ることもあります。

重度のものになると、外科的手術が必要になってくる場合があります。顎関節症はの治療はまず歯科または口腔外科にかかります。病院では、まず顎関節症の原因となるような生活習慣を改善する認知行動療法、痛み止めや軽い筋弛緩剤などを使う薬物療法、スプリント療法などが用いられます。これらで改善されない場合に手術が必要とされることが多いです。

手術には関節鏡手術、解放性関節手術などがあります。関節鏡手術とは周囲に小さな穴を開けてそこから関節鏡という小さなカメラを挿入して顎関節の内部を見ながら行なう手術です。

解放性関節手術とは関節腔内を関節鏡を使って関節内を観察した後、外科器具を用い癒着の剥離や洗浄を行ないます。関節鏡手術で効果が得られなかった1~2割程度の患者さんを対象に行なわれる顎関節症の手術です。
堺市の整骨院

堺肩こり・腰痛センター