薬物療法

顎関節症の治療は、痛みを抑えるための薬物療法・固定用副子(スプリント)を使用して顎にかかる負担を軽くする方法と生活習慣の改善が中心となります。症状を緩和するための薬物療法としては、たとえばシクロベンザプリンなどの顎の筋肉を弛緩するための薬が用いられます。

これは、筋肉の緊張と痛みを鎮める効果があり、スプリントが作られるまでの間に使用されます。服薬によって、全身に脱力感や眠気が出ることもあり、車の運転などをする人や、試験・会議を控えた人には、あまりお勧めできない薬といえます。

顎関節症による噛み合わせの悪さ・痛みのためによく眠れない場合には睡眠補助剤が使用されることもあります。夜間の歯軋りなどで、痛みが誘発される人にはお勧めの薬です。精神的緊張により痛みを生じるときには抗精神薬を投与し、過敏になった神経や筋肉の緊張を緩和させます。

又「アスピリン」や「非ステロイド性抗炎症薬」などの鎮痛剤も用いられます。顎の痛みがひどいときや、頭痛や耳の痛みで悩まされているときに使います。特に痛みがひどい場合には、「リン酸コデイン」という強い痛み止めが使われる場合がありますが、この薬は長期間にわたって使用すると中毒や依存を引き起こすこともあるので、ごく短期間しか使用されません。堺市の腰痛治療

堺肩こり・腰痛センター