「坐骨神経痛」とは、病名ではありません。 坐骨神経が圧迫されることによって生じる「神経痛」の総称です。 坐骨神経通の症状が現れる主な場所として挙げられるのは、お尻、太ももの裏、すね、ふくらはぎ、があります。 これらのどこか一部だけに症状を強く感じるケースもあれば、脚に激痛が走り、それが脚全体に広がっていくと言う症状もあります。坐骨神経は、とても長い神経であるために、広範囲に症状が出る可能性が高いのです。 では、坐骨神経痛の原因としてはどんなものがあるのでしょうか。 症状や年齢によってその原因は変わってきます。 高齢の場合は、老化がひとつの原因だと考えられます。年齢を重ねることで、神経の通り道が狭くなり、坐骨神経が圧迫されるからです。ぎっくり腰から慢性化したものも多いそうです。 年齢に関係のない原因としては、腰痛、腰椎椎間板ヘルニア、梨状筋症候群、などが挙げられます。 腰痛が慢性化すると、坐骨神経痛を引き起こすと言われています。 また、妊娠中に生じることもあります。 これはおなかの中の赤ちゃんが大きくなるにつれ、腰骨への負担が大きくなるからだと言われています。 では坐骨神経痛になった場合には、どのような治療が必要なのでしょうか。 まず最初に一番大切なのは、安静にすることです。 痛みは基本一日目がピークで、徐々に治まっていく物なので、最初はとにかく無理をしないで横になって過ごしましょう。 そして楽な姿勢を保ったら、患部を冷やしましょう。 そして、痛みや痺れがひいて動けるようになったとしても、骨盤がずれていたりする可能性もありますので、無理をせず、必ず専門医の診察を受けましょう。 専門医での治療を受けられる場所は、整形外科、接骨院、鍼灸、整体、があります。 その中で整体は、その名の通り体を整える、と言うことで、体全体のずれてしまった骨格や筋肉を元に戻し、体に回復力を取り戻します。 整体は、手技両方なので、後遺症や副作用と言った物に悩まされる心配がありません。 しかしあくまで整体は、完治させるのが目的ではなく、人間の治癒力を回復させて、自然治癒を促進すると言うことを目的とした施術です。 ですので、整体によって痛み等が緩和されても、また同じような生活を繰り返していたら、また同じ痛みに悩まされることになります。 ですので、さまざまな治療を受けたからと言って安心せず、自分自身で体のアフターケアをしていくことがとても重要になるのです。
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