再発予防

私の母数年前、交通事故がきっかけで腰椎椎間板ヘルニアになってしまいました。病院に通い一旦治ったものの、再発してしまい何年物間、腰椎椎間板ヘルニアに悩まされていました。

そんな母の再発予防に一番役立ったのが、自分で毎日地道に行うストレッチです。「スローストレッチ」と言い、スクワットや腹筋をできるだけゆっくり行うのです。

具体的にスクワットのやり方を書きましょう。まず、足を45度程度曲げた状態がスタートの状態です。そこから天井に向かいひざを伸ばしながら息を吸い、ひざを伸ばしきる前にまた地面に向かってひざを曲げて行きます。曲げるときは息を吐きます。このスクワットを1日おきにやります。

運動が苦手な人でも1日5分もかからずにできますし、再発予防には最適です。このスクワットは自分の体重を使い、筋肉に負荷をかけて筋トレをしているようなものです。

腰椎椎間板ヘルニアは要は腰の筋肉、大腰筋や腹筋がないとなかなか治らず再発してしまいます。だからといって今まで運動習慣がなかった人が、突然運動をしろといっても難しい側面があります。だからこのスクワットをおすすめします。

もうひとつコツがあります。スクワットを行う前に、1秒に1回のペースで、その場で行進をします。これにより体が温められ、より効果的に筋トレを行うことができます。

腹筋のやり方も書きましょう。まず、横になり必ず足は曲げます。それから手を頭の後ろにやり、息を吐きながら少し体を起こします。この時に必ず腹筋部分も意識してください。自分の筋肉への意識がとても大事です。

頭を15センチぐらいあげたら、今度は息を吸いながら体を寝かしますが、完全に体を床に付けてはいけません。もう少しで床に着きそう、というところでまた頭を上げてください。この腹筋はかなりきついので自分ができる回数で構いません。

この「スローストレッチ」をまとめると、次の順番になります。1、50回行進をする。2、スクワットをする。3、腹筋をする。です。くれぐれも毎日は行わないでください。1日ないし2日置きの方が逆に筋肉がつくのです。

これをすべてやっても時間にしてみれば15分もかからないでしょう。慣れてくれば5分でできます。しかし、「継続は力なり」続けることが大事です。

私の母もこのストレッチにより今は腰がすっかりよくなりました。再発予防には自分の筋力、特に大腰筋や腹筋をつけることが最も大事なことだと痛感しました。堺 腰痛

腰椎椎間板ヘルニアについて詳しくはこちら

この記事に関する関連記事

堺肩こり・腰痛センター