DRTとはダブルハンド(両手)リコイル(揺する)テクニック(手技)の略で、背骨をわずか5分間揺らすだけで、あらゆる不調が改善するのです。
お茶の水カイロプラクティックの上原宏先生が、独自研究により開発された手技です。上原宏先生は、アメリカのシャーマンカイロ大学まで留学され、上部頸椎カイロプラクテックを専門とされています。この道35年の大ベテランの方です。
私がDRTを取り入れた理由
私はもともと理学療法士であり、西洋医学一辺倒でしたが、代替医療を学び、日々使うことによりその効果の高さを目の当たりにしてきました。
最初はAKA-博田法、次に筋膜リリースを取り入れかなりの施術効果を出していたのですが、どうしても施術時間がかかることと、それでも治り切らない患者さんが時折おられ、どうしたものかと思い悩んでいました。
そんなある日、偶然にもDRTと出会ったのです。最初は半信半疑で、「背骨をたった5分程度揺らしたことぐらいで、いろんな難病や重度の腰痛患者が治るはずない」と思っていました。しかし、とにかく今変化を出せない患者さんを楽にするヒントが欲しくて、東京までセミナーを受けに行ったのです。
背骨を揺するくらいなら誰でもできると考えていましたが、実際はそう単純ではありませんでした。シンプルなものほど奥が深いのです。ごまかしがききませんから。
施術者側の在り方・姿勢・精神状態・力の入り具合・搖動のリズムまで影響されてしまいますから。そして、患者さんがどれだけ施術者を信頼し、リラックスできるかもかなり影響してしまいます。施術者・患者双方ともに『無』になれた時に、最大の効果が発揮されるのだと私は考えます。
安心で安全な調整のために生まれたDRT
上原先生も、上部頸椎の重要性を説かれるお一人です。この上部頸椎(特に2番目の頸椎)をもっと簡単に安全な方法で矯正できないかと考えられ、研究された結果生まれたのがDRTなのです。
DRTでは、バキッと鳴らすスラストは一切せず、背骨を心地いい程度に揺らすことだけで、矯正していまします。
特に上部頸椎(特に2番目)の矯正ができてしまうのが画期的なのです。非常に安全に、不調の改善に効果の高い上部頸椎の矯正ができてしまうのですから。
私はカイロプラクティックは全くできませんが、それでも技術自体はそれほど難しいものではなく、マスターできましたので、汎用性の高い手技だと思います。きちんと学べば、誰でもある程度の効果は出せるはずです。
DRTの認知度
DRTの一般人への広がりはまだまだだと思いますが、上原先生を筆頭に、インストラクターの先生方が日々広めるためにセミナーを開かれ、徐々にその広がりを見せようとしています。
この記事を書いている2018年には、書籍も出版されるとのこと。いつの日か、ストレッチと同じくらいの認知度になれることを期待したいものです。
DRTの治療効果が高い理由
DRTでは背骨(特に第2頸椎)の矯正により、神経伝達を正常化し、そのことにより脳が末梢(脳と脊髄以外)の情報を正確に把握できるようになります。
脳は不調な部分を認識できると、それを自ら治すように指令を送ります。つまり、「自然治癒力」を正常化できてしまうのです。
自然治癒力とは、傷ができても勝手に治ってしまう、どこどこが痛くても一晩眠れば治ってしまうなど、本来人間に備わっている能力です。
この自然治癒力が正常に働かなくて、いろんな不調・痛みが生じるのです。それの原因が背骨の歪みによるとカイロプラクティックでは定義されています。この歪みをサブラクセーションと言います。
堺肩こり・腰痛センターでは、今回説明させて頂いたDRTを導入したことで、『自然治癒力の向上』という新たな視点を手に入れることができました。この自然治癒力の向上であるDRTを元に、『つらい腰痛』や『股関節の痛み』に対して、より精度の高い施術が可能です。このような痛みで長い間お悩みの方は、メール・お電話でお気軽にお問い合わせください。
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堺肩こり・腰痛センターでございます。